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2009.03.10
日本金属学会より技術開発賞を受賞…シリンダーガスケット用ステンレス鋼板 NAR-301L HS1

(株)本田技術研究所殿と住友金属工業(株)および当社が共同で開発した、成形加工性と疲労特性に優れる、エンジンのシリンダーヘッドガスケット用ステンレス鋼板 NAR-301L HS1 が、日本金属学会より第31回技術開発賞を受賞しました。
 
ヘッドガスケットとは、自動車エンジンのシリンダーヘッドとエンジンブロックの間に挟んで使用される金属部品で、ビードと呼ばれる山形の加工を施すことにより、エンジンの振動や熱変形にも追随して、燃焼ガスや冷却水が漏れることを防止しています。その材料には、高いシール性を確保するためのばね性と長期間のエンジン振動にも耐える疲労特性が要求されます。
 
HS1では、ニオブ添加など独自成分系を開発し、低温焼鈍の適用など製造条件を総合的に見直すことによって、結晶粒径を従来の1/10程度まで微細化することに量産レベルで成功しました。この結果、疲労破壊の起点となるビード加工に伴う肌荒れが防止され、疲労強度は従来材よりも30%以上も改善されました。
 
現在では、本田技研工業(株)殿の主要な市販車に搭載して頂き、さらに他の自動車メーカ様にもご採用頂くなど、エンジンの燃費改善などの高性能化を支える高機能ガスケット材として高くご評価頂いております。
 
今後も、HS1で開発した結晶粒微細化の技術をベースとして、様々なご要望にお応えしていきます。
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